2007年10月20日

加齢臭と過酸化脂質

中高年の皮脂には、若い人にはほとんどない不飽和脂肪酸「9-ヘキサデセン酸」が増える。
その「9-ヘキサデセン酸」が酸化・分解されて、不飽和アルデヒドの「2-ノネナール」が生成。
それが加齢臭として臭うのだった。
だから、「9-ヘキサデセン酸」が酸化・分解されなければ、加齢臭は存在しない。
しかしながら、中高年では、更に悪い条件が重なる。
つまり、若い人に比べて「過酸化脂質」が多く、皮脂の酸化・分解が進みやすいのである。

「過酸化脂質」とは一体何だろう?
過酸化脂質は、コレステロールや中性脂肪といった脂質が、活性酸素によって酸化されたものの総称という事になっている。
これがかなりの悪者。
種類によっては、がんの発生原因になったり、動脈硬化を引き起こしたりすると考えられている。
老化するから「過酸化脂質」が増えるのか、「過酸化脂質」があるから老化を加速させるのか?
恐らく相乗しているのだろう。

ところで、体の中で最も過酸化脂質が作られやすいのは、脂質の多い生体膜。
特に空気と接している皮膚の細胞は脂質が酸化されやすい。
つまり、中高年になって老化が進めば進むほど、皮膚表面で「加齢臭」発生の条件が整って行くという事になる。
老化が「過酸化脂質」の増加を招き、特に「過酸化脂質」の作られ易い皮膚では、皮脂の酸化・分解が進み、結果として「加齢臭」が臭う、と言う訳。

「加齢臭」は、その名の通り「老化」の一側面だという結論。
「老化臭」と改名する?(笑)
「加齢臭」は老化現象だから仕方がない。
しかし、それでは身も蓋もないよね。
抗加齢こそが加齢臭対策だと言ってみたところで、老化そのものを食い止める事は出来ない。
だから、現実に出来る加齢臭対策が求められているという事。
posted by ANCHIKAREI at 22:36| 加齢臭と老化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月02日

加齢臭と皮脂

加齢臭の原因は、皮脂として分泌される不飽和脂肪酸の1つにあった。
それが、「9-ヘキサデセン酸」。
そして、「9-ヘキサデセン酸」が酸化・分解されることによって、不飽和アルデヒドの「2-ノネナール」が生成され、加齢臭となって臭う。
「9-ヘキサデセン酸」は、40歳以降加齢と共に増えてくるようなので、分泌そのものを止めることは難しい。
でも、「9-ヘキサデセン酸」は、皮脂に含まれているんだよね?
だったら、皮脂の分泌を少なくすれば、分泌される「9-ヘキサデセン酸」も少なくなるはずだし、ひいては加齢臭も少なく出来るはず。

ところで、皮脂は、皮膚にとってとても大事な働きをしている。
体毛1本に対してそれぞれ皮脂腺があって、皮脂は毛穴の内面の皮脂腺開口部から皮膚表面に分泌される。
そして、皮膚や毛の表面に汗と共に乳化された薄い膜状(エマルジョン)となって広がり、物理的、化学的に皮膚や毛髪の保護や保湿の役割を果たしている。
角質から水分が蒸発するのを防いだりすることもその1つ。
また、脂肪酸が含まれていることによって、皮膚表面のPHは4.5〜6.5の弱酸性に保たれ、病原菌等を排除している。
このように、皮脂は、大事なバリア機能を果たしているんだね。
だから、皮脂を無闇に洗い流してしまえばいい、ってものでもない。

それでは、皮脂の分泌が必要以上に多くなることはないのかな?
まず、男性ホルモンは、それだけで皮脂の分泌量を多くする。
皮脂腺にあるレセプターを刺激するから。
男性の方が皮脂の分泌量が多く、結果として女性より加齢臭がきつくなるのはこの為。
女性もホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが活発になれば、皮脂量が増えてくる。
次に、種々のストレスや睡眠不足が皮脂量を増やすらしい。
それから、脂肪分の多い食事や糖分、アルコール、刺激物等の取り過ぎも皮脂の分泌を増やすと言われている。
肝臓への負担となって、代謝機能が低下するらしい。
また、ビタミンB群が不足すると肌の代謝機能が低下し、皮脂の分泌が過剰になるとか。

こう見てくると、加齢臭を予防する為には、やはり身体全体の健康に気を付けることが重要らしいね。
タグ:加齢臭 皮脂
posted by ANCHIKAREI at 14:35| 加齢臭防止と予防対策の決定打 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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